2019年、異常な猛暑が続いた会社の夏休み中の8月14日。
日帰りでどこかへ出かけようと検討してた時、
洞窟に入って涼みたい、探検したい!という気持ちが芽生え、関東で有名な鍾乳洞である日原鍾乳洞で行ってきました。
この日原鍾乳洞は幼いころ家族で行ったことはあるらしいのですが、
私はほとんど記憶にないので改めて観光することに決めました。
奥多摩駅で1時間30分の足止め
休日に通勤と同じ電車を使うことになるのは損した気分です(苦笑)。
そして新宿から中央線快速に乗り立川駅へ。
さらに青梅線に乗り換え終点の奥多摩駅へと向かいました。
目的地は同じ都内ですが、電車に乗ってるだけで何10駅と通過し、次第に窓からは山が見えて来ました。
自宅を出たのは午前8時前、奥多摩に着いたのは10時50分ごろ。
東京からだと新幹線で京都までは行ける時間です。
さぁ、すぐにでも鍾乳洞行きのバスへ…。
と、ここで早くもアクシデント発生!
さらに近くの観光案内所に聞いたところ、この期間は臨時ダイヤとなってて時刻表通りではありますが、鍾乳洞行きのバスは出ていないとのことです。
鍾乳洞に行くには直前の東日原までバスで行き、3、40分山道を徒歩で向かうしかないのす。
もちろん帰りも東日原まで同様に。
ちょっと旅行シーズンでこれはないでしょ…。
そうは思いつつも混雑する時期とあって、鍾乳洞に続く山道が狭く、渋滞の可能性も出てくるので仕方ないです。
一瞬、諦めがよぎりましたが、ここまで時間かけてきたので待つことにしました。
この日はもう鍾乳洞行って帰ってくるだけで一日中使うと腹をくくることにして…。
日原鍾乳洞へ行く日はバスの時間は必ず事前チェックしてください!
今年2019年3月は新潟旅行の佐渡島でも同じようなことがありました。
その時の調査不足で失敗したばかりだというのに。。
この日の奥多摩周辺は晴れてると思ったら急に曇ったり、雨が降りだしたりと何度も何度も天候が変化しました。
ただ、バスの時間までまだまだあるので先に昼食を食べておくことにしました。
味は悪くなかったのですがちょっとカレーが足りない??…。
日原鍾乳洞までの山道を歩く
ここから鍾乳洞まで徒歩で30分以上かかります。
普段、会社に行ってる時でもたまに何駅か歩いて帰ることもあります。
それに過去の泊りがけの旅行などでは歩きっぱなしの一日も何度もありました。
しかもこの日は長時間の電車移動と1時間30分の待機時間があったので体力はありあまってました。
とにかくジッとしてることが苦痛で動きたかったのです!
それに30分以上歩いて鍾乳洞に向かおうと思ってた人は他にも結構いるんですね。。
木々に囲まれてひっそりと佇むその神社は神秘的な雰囲気が漂います。
そして事前に調べてた通り、この一石山神社まで来れば鍾乳洞はすぐ近くです。
普段は人より早足の私ですが、ここまでは普通に歩き、だいたい予定どおり35分です。
まったく疲れはなく、ようやく鍾乳洞に入れる時が来たのがうれしかったです。
本当にここまで長かったので。
いざ、日原鍾乳洞へ
歩いてる時はそこまで人は多くなかったですが、車で到着してた人が多いようでした。
この日は結局渋滞はしてなかったですね。
奥多摩駅で1時間30分の足止め
日原鍾乳洞は東京都西多摩郡奥多摩町にある総延長1270メートル、高低差134メートルある鍾乳洞です。
規模は瀧谷洞と並び関東最大級で天然記念物になります。
中には白衣観音やガマ岩など見応えのある展示物があり、長い年月でできた石柱が乱立し入場者を別世界の空間へと誘います。
またゲームのダンジョンのような雰囲気が楽しめる場所としても人気があります。
日原鍾乳洞までの山道を歩く
施設名 | 日原鍾乳洞(にっぱらしょうにゅうどう) |
所在地 | 東京都西多摩郡奥多摩町日原1052 |
電話番号 | 0428-83-8491 |
営業時間 | 午前8時00分~午後5時(時期により異なります) |
いざ、日原鍾乳洞へ
<個人>
大人(高校生含む):800円
中人(中学生):600円
小人(小学生):500円
<団体>(25名以上)
大人(高校生含む):700円
中人(中学生):500円
小人(小学生):400円
※施設情報、金額は全て2019年8月現在です
まあこの方が自然な形の洞窟を探検してるようで私は構いません。
ただ、とにかく寒い!!
入り口からまっすぐ進むと奥から冷たい風がビュービューと吹き抜けてきました。
まあ元々連日の猛暑でこの寒さを味わいたかったのも事実です。
とはいいつつ私はこの時だけの為に持参した長袖のシャツを着用しました。
こうした変化が洞窟探検の醍醐味で観光として楽しめます。
要所要所にこのように名前のある岩や展示物があり、目印となります。
ここから先が思いのほか複雑で迷路のようになり、立体交差する場所もあるようです。
(実際は暗く人の流れもあるので地図を確認しながら進む余裕はありません。)
この水琴窟(水琴窟)では水を張った瓶にしたたり落ちる雫が奏でる音が楽しめます。
この「死出の山」といわれる場所が日原鍾乳洞の最大の見せ場なのは間違いありません。
どことなく栃木県の大谷資料館の地下を思い出しました。
ご利益を求めてお金やお供え物など熱心にお参りする方もいるようです。
水滴ですべらないように注意しました。(私は常に洞窟内でカメラを構えていたのです。)
一人でも危ないのに小さなお子さんを連れた方は大変そうです。
同じ鍾乳洞内で山を登ったかと思えばその後は深く深く地下に降りていく。
高低差134メートルというのは数字以上に険しい道のりでした。
ゆっくり周ってだいたい1時間くらいです。
日原鍾乳洞とは
実は当初の予定だと、バスの時間を気にして40分くらいしか洞窟にいれなかったのですが、あの暗くて複雑で人の多い洞窟を急いで出てくるのは絶対に不可能です。周りにも迷惑をかけかねません。
なのでバスの時間を一つ予定よりずらしたのでこの時はまだ時間的に余裕があり、周りをぶらぶらと歩くことにしました。
ただ日原鍾乳洞を通るこの辺りの道路は落石注意の地帯になってるので天候や地震などでは注意が必要です。
奥の駐車場から帰る方が通るトンネルです。
ここでようやく今回のバスの運行状況を確認できましたが…。
なぜ奥多摩駅前のバス停にはこのお知らせがなかったのか??
初めて来た人がどこまでこの状況、事情を理解できたのでしょうか?
そこには平成六年に廃校となった日原小学校の校舎跡がありました。
かつては生徒たちが元気に学び、遊び、賑やかだったと思われる場所も廃校となって寂しさを感じさせます。
ここに来て小学校5年生の時のことを思い出しました。
当時のT先生が面白く、厳しく、クラスのみんなに慕われてるとてもいい先生でした。
自分でいうのもなんですが、私はとくに先生と親しかったと思ってます。
当然、6年生になっても同じ先生と同じクラスの仲間で新しい学年が始まると思ったのですが…。
T先生が檜原村の小学校に転任することが決まってたらしいのです。
それを先生から直接聞かされ、クラスのみんなが泣いて別れたのを覚えてます。
そして6年生の夏休み、T先生に呼ばれてクラスのみんなで転任された小学校に遊びに行ったことがありました。
何分、30年以上前の記憶になるのでここがその当時の小学校かどうかは定かではありません。
ただ、もしかしたら過去にここに来たことある?、と思うと今年急に日原鍾乳洞に行こうと思ったのはここに引き寄せられてるところがあったのかしれません。
記憶にあったキーワードは「ひのはらむら」と「小学校」だけです。
そんな小学校時代の素晴らしかった思い出を蘇らせてくれた2019年の夏休みでした…。
日原鍾乳洞の施設情報
最後は個人的な話にもなってしまいましたが、日原鍾乳洞は私が今まで観光してきた鍾乳洞の中では規模も大きく道筋も険しく、中も複雑でそれこそゲームの世界のダンジョンを冒険している気分を味わえる場所でした。
なんか期待以上でテンションが上がり、中を歩くのは楽しく、全く苦痛ではありませんでした。
ただ、注意して進まなければ危ない場所があったり、長い昇り降りの階段もあります。
絶対とはいいませんが小さなお子さんやお年を召した方には少々厳しい見学になると思います。
後、事前にバスの時間だけは注意しておいてください(苦笑)。