今回は2016年4月に行った富山旅行の一日目の観光内容をご紹介させていただきます。
北陸地方は昔、新潟に出張で少し行ったことがある程度で、もちろんその時は観光どころではなかったので、プライベートな旅行として初の北陸観光になります。
テレビの天気予報でも日本海側に面した土地はどうしても寒いイメージがありましたが、私が訪れたのが4月半ばでしたのでいくらか温かくなってた時期でした。
初の北陸観光は富山県
まず東京から新幹線に乗って約2時間で富山の新高岡駅へ向かいました。
その後、城端線に乗り換えます。この列車はご当地キャラがプリントされたり模様が描かれたド派手な列車でした。
こちらの大仏もご当地キャラしょうか。どこへ行っても毎回その土地でしか見ることができない珍しい物があるので旅行はワクワクしますね。
私は新幹線で直に目的地に着くよりも、この時のように途中から在来線に乗り換える旅が好きです。
上のように珍しい列車が見れたり、窓の景色をゆっくり眺めながらその土地の雰囲気を満喫でき、旅行をしてるんだな~と実感できるからです。
この時の城端線から見れる景色、雲は本当にきれいでした。
そして最初の目的地の駅に到着。4月といっても入学、入社シーズンからいくらかずらしての旅行だったので人はあまりいませんでした。
乗ってきた列車と同じ名前の城端駅です。ここからバスに乗ります。
世界遺産・五箇山の相倉合掌造り集落へ
バスに乗った11過ぎあたりから空が急に曇ってきました。せっかくの旅行なので雨は避けたいところです…。
山道をひたすら進んで行きます。
その後、バスを降りて徒歩で進んで行きます。あの山にあるの柵は災害の防止でしょうか?
ようやく目的地である集落が見えてまいりました。
入り口には世界遺産登録記念碑が飾られてます。
ここは世界遺産・五箇山の合掌造り集落で戸数約30の相倉合掌造り集落です。
五箇山にはもう一カ所、菅沼合掌造り集落もあります。
五箇山の合掌造り集落とは
五箇山は富山県の南西に位置する南砺市の3つの村の総称で、1995年に五箇山の相倉(あいのくら)と菅沼(すがぬま)、岐阜県の白川郷(しらかわごう)と3つでひとつのユネスコの世界遺産として登録されてます。
合掌造りは「叉首構造の切妻造り屋根とした茅葺きの家屋」と定義され、掌をあわせたように三角形に組む丸太を「合掌」と呼ぶことから名づけられたといわれています。
相倉合掌造り集落の施設情報
施設名 | 相倉合掌集落(あいのくらがっしょうしゅうらく) |
所在地 | 富山県南砺市相倉611 |
電話番号 | 0763-66-2123(相倉合掌造り集落保存財団) |
営業時間 | 午前8時30分~午後5時 |
相倉合掌造り集落の入場料金
入場は無料
※自家用車など駐車場を利用する場合は駐車料金が必要
※集落内の一部の館内は別途入場料金が必要
問い合わせ先: 五箇山総合案内所 :0763-66-2468
※施設情報、金額は全て2019年2月現在です
相倉合掌集落に入ると閑散とした田園風景が広がります。
その先は合掌造りの家屋がいくつも並ぶ村の集落です。
こちらは現存する合掌造りの原型といわれてる原始合掌造りです。
近くにあるもう一つの記念碑は相倉合掌造り集落の国指定史跡の記念碑です。
それにしても合掌造りの家屋はどことなく暖かみのある佇まいですね
山々に囲まれた中にこうした集落が残っているというのが本当に神秘的で世界遺産にふさわしい価値を感じさせてくれます。
こちらの建物はかつて「東方道場」と呼ばれていた相念寺です。
ここでいう道場とは浄土真宗の門徒が集まって仏事を営む場のことです。
集落の一角にはまだ桜が綺麗に残っていました。
集落奥には二つの資料館があり、こちらは相倉民族館(旧尾崎家)になります。
相倉民族館の入場料金
<個人>
大人:200円
高校生:100円
小・中学生:50円
<個人 相倉民族館・相倉伝統産業館共通券>
大人:350円
高校生:150円
小・中学生:70円
※施設情報、金額は全て2019年2月現在です
ここでは集落で使用されてた当時の生活用品が展示されたり様子が感じられます。
合掌造りの模型です。
梯子で2階へも行けます。
釘を使わず丸太を荒縄やネソで結わえた合理的な建築工法は非常に繊細に作り込まれた屋根だということがわかります。
続いてもう一つの資料館は相倉伝統産業館(旧中谷家)になります。
相倉伝統産業館の入場料金
<個人>
大人:200円
高校生:100円
小・中学生:50円
<個人 相倉民族館・相倉伝統産業館共通券>
大人:350円
高校生:150円
小・中学生:70円
※施設情報、金額は全て2019年2月現在です
こちらでは江戸時代の五箇山の三大産業である塩硝、養蚕、和紙づくりの道具が展示されています。
この壁にかかって装飾物も和紙で見事に制作されています。
相倉合掌造り集落内にある民宿・勇助
ここは「勇助」です。入り口近い位置にありましたが後回しにしてました。
勇助は民宿なので食事や泊まることができるのです!夜を集落で過ごし、朝も集落で迎えることができるなんてとても素敵な時間ではないでしょうか!(残念ながら今回は泊まりません。)
勇助とは
加賀藩宮大工が手掛けた合掌造りの民宿です。
一階は囲炉裏で合掌造りを眺めながらお茶が飲め、二階と三階では写真やパネルによる合掌造りの歴史や養蚕業時代の生活道具を展示しています。
勇助の施設情報
施設名 | 勇助(ゆうすけ) |
所在地 | 富山県南砺市相倉591 |
電話番号 | 0763-66-2555 |
営業時間 | チェックイン:午後3時30分/チェックアウト:9時30分 |
勇助の入場料金
民宿「勇助」
<1~2人>
お一人:12000円
お子様:8000円(小学生まで)
<3~7名>
お一人:10000円
お子様:8000円(小学生まで)
定員:一日一組(2~7名)
冬季は暖房費用として500円追加
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展示館「勇助」
大人:300円
小人:100円(小学生・中学生・高校生)
※施設情報、金額は全て2018年7月現在です
せっかくなので上階の展示室は入らせていただきます!
か、蚕です、、、。作り物だとは思いますが正直ちょっと虫は苦手なんですよね。
蚕から取れた繭が保管されています。
私が相倉合掌造り集落にいる時間帯では一時的に小雨は降るもののその後止んでくれましたが、以降はずっと曇ってました。さらに時期的に人が少なく、「世界遺産」として山に囲まれ残ってる集落であるなど様々な要因が重なり、どことなくいい意味で寂しさや孤独感を感じさせる現実離れした世界に浸れました。
また雪景色の集落も非常に魅力的で直に見てみたいですね。
冬は交通の心配もありそうですが勇助に泊まるつもりで。(しかし定員が一日一組…。)
※上記画像は合掌造り勇助ホームページから抜粋
こきりこの里・上梨の村上家へ
再びバスに乗り、次の目的地の上梨に向かいました。
上梨も合掌造りの家屋やお土産屋や宿泊施設立ち並び、景色も楽しめる観光地です。
近くに白山宮という神社があり、先にお参りしました。
年季のある立派な大木に囲まれていたのが印象的です。
そして続いて村上家に入ることにしました。
村上家とは
五箇山地方の合掌造りでも約350年前、江戸中期ごろの建築様式を残した代表的な合掌造りの家屋で、1階から3階まで江戸時代から使用してきた塩硝や和紙製造などの民族資料を展示しています。
また昭和33年に国指定重要文化財合掌造りに指定されました。
⇒村上家
村上家の施設情報
施設名 | 村上家(むらかみけ) |
所在地 | 富山県南砺市上梨742 |
電話番号 | 0763-66-2711 |
営業時間 | 午前8時30分~午後5時 ※季節により時間を変更する場合もございます。 |
村上家の入場料金
<個人>
大人:300円
子供:150円(小・中学生)
<団体>(30名以上)
大人:240円
子供:120円(小・中学生)
幼児、身体障害者:無料
※施設情報、金額は全て2018年7月現在です
ここは「おえ」といわれる居間です、中央に囲炉裏があります。
上の階が展示室になっています。
当時の生活用品なども数多く展示されていました。
村上家を出て、近辺を散歩していると大きな橋が架かってました。
まるで絵のような風景ですね。迷わず写真を撮りました。
階段の途中に小屋が見えました。なんだか気になります。
これは江戸時代に罪人を幽閉した流刑(るけい)小屋でした。
正面右側の小さな扉は囚人との会話や出入りが最低限できる程度になってるのがわかりますね。
ただ散歩するだけでも見る物見る物に癒されるので退屈しません。
ちょうど夕方になりましたので宿泊地のある富山に向かいたいと思います。
この日は相倉合掌造り集落、村上家の上梨と散策したエリア的にはほぼ近い場所を2カ所行っただけでしたが当初不安だった雨にも邪魔されず、非常に充実した一日でした。
宿泊先のある富山駅へ
上梨を出てから富山駅に着いた時はもう18時前でした。
富山駅を出ましたが外はこの時間でもいくらか明るくなってきてる時期でしたね。
こちらが宿泊先のアパホテル富山。なんともおしゃれなフォルムとカラーですね。ここで少し休んだ後…。
私の旅行の恒例である夜の散歩をしながら富山市内で夕食を食べる場所を探しました。
そして富山旅行の初日の夕食に選んだのは未見で興味が注がれた「白エビ丼」でした。エビ自体は小さいですが、大量の白エビの天ぷらがご飯の上にこれでもかというくらいドッチャリと乗っています。
シャキシャキして香ばしい食感で御飯が進みました!
富山旅行の初日はこれで終了となります。
次回は富山市と高岡市を中心にお伝えさせていただきます。
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