今回のおすすめの旅行観光地の紹介は初めて訪れた東北の地である宮城県です。
皆さんもご存知のように宮城県は2011年3月の東日本大震災で甚大な被害を受けた場所の一つですが、私はその震災の前年に旅行で訪れていました。
1月に宮城県、6月に福島県と旅行に行って思い出も記憶もまだ色濃く残ったまま次の年の東北地方を襲った大震災を知り、非常にショックが重なりました。
写真は2010年1月当時のものなので外観などが現在と一部異なる箇所があるかもしれませんがご了承ください。
初の東北の寒さを体感する
私は生まれてからずっと東京で暮らしてきて、東北にはこの2010年に初めて行きました。
上野から「初の」東北新幹線に乗り、約2時間で仙台駅に到着。
駅前に出ると急に空気がひんやりしたのを覚えてます。
東京では防寒性の高かった”私の最強装備”のコートを着てきましたが、仙台ではそれをも貫通するかのような未体験の寒さが体に直に襲ってきました。天気は非常に良かったのに、です。
ただ周りの方々は顔にも表情を出さずに平然と歩いてました!
手前のサラリーマンなんてスーツの上にちょっとした半コートですよ。マジか…。
元々寒がりの私が1月に東北に旅行に行くのはなかなかの挑戦であり、予想通りとはいえあまりの寒さに旅行に集中できるかこの時は本当に不安になりました…。
初の東北の寒さを体感する
まずは仙石線に乗り、松島海岸駅に到着。ここは日本三景松島の玄関口です。
気になる寒さはありましたが、この時はすでに初の東北の観光地ということでテンションは上がってました。
伊達政宗ゆかりの瑞巌寺
こちらは松島海岸駅から徒歩5分にある瑞巌寺境内に続く杉並木です。
私が訪れた翌年、東日本大震災の津波の影響によりこの杉並木の立ち枯れが目立つようになったことから約300本が伐採されたようです。
この立派な大木が300本もなくなったことを想像するとかなり印象が変わってきますね…。
瑞巌寺とは
平安時代に天台宗延福寺が建立され、その約400年後に北条時頼が天台宗徒を追放し臨済宗円福寺を建立しました。
その後戦国時代に入ると衰退し、江戸時代初期に伊達政宗が瑞巌寺と改め復興した実に歴史の深い寺院です。
⇒瑞巌寺
瑞巌寺の施設情報
施設名 | 瑞巌寺(ずいがんじ) |
所在地 | 宮城県宮城郡松島町松島町内91 |
電話番号 | 022-354-2023 |
営業時間 | 午前8時~午後3時30分(時期により閉門時間は異なります) |
瑞巌寺の入場料金
<個人>
大人(大学・各種校・高校含む):700円
小人(中学校・小学校):400円
<団体>(30名以上)
大人(大学・各種校・高校含む):650円
小人(中学校・小学校):350円
※施設情報、金額は全て2018年6月現在です
こちらは洞窟遺跡群で江戸期に掘られた供養場と推測されています。
墓所ではないので一部例外があるものの納骨はされていません。
瑞巌寺は残念ながら訪れた2010年1月時は、平成20年11月からの本堂を始めとする大規模な改装工事に入っていましたので撮影ができず、画像がないのは大変申し訳ございません。
工事はホームページによると平成30年3月頃迄と予定されていました。
※2019年(平成31年)2月現在、ホームページ上には工事の記載は特に見あたりませんでした
ちょっと懐かしいおもちゃが溢れてる松島レトロ館
瑞巌寺本堂に入れなかったのは非常に残念でしたが、気持ちを切り替えて次の目的地へ向かいます。
こちらの「松島レトロ館」は昭和レトロ好きな私が行ってみたかった場所です。
昭和時代を中心に流行っていたレコードや雑誌広告、おもちゃなどを数多く展示しています。
松島レトロ館の施設情報
施設名 | 松島レトロ館(まつしまれとろかん) |
所在地 | 宮城県宮城郡松島町松島字町内112(重文・五大堂前)陸奥物産ビル二階) |
電話番号 | 022-355-0280 |
営業時間 | 午前9時~午後5時 |
松島レトロ館の入場料金
<個人>
大人:350円
中高生:250円
小学生:150円
※ホームページの割引券持参で50円割引
※施設情報、金額は全て2018年6月現在です
私が子供の頃に見てたアニメのキャラや特撮ヒーローのお面が非常に懐かしいです。
しんちゃんの隣にいるのはあさりちゃんでしょうか!
昔のタバコも数え切れないほど並んでました。
私の実家はタバコや雑貨の小売店だったので小さいころよく手伝い、それなりに種類は目にしてましたが、ここではピースやわかばやハイライトくらいしか見覚えがなかったです。
リアルな模型で時代背景が理解できるみちのく伊達政宗歴史館
続いて向かったのは「みちのく伊達政宗歴史館」。
仙台にゆかりのある武将と言えば伊達政宗。仙台藩の初代藩主となった人物です。
ここでは東北の偉人の活躍した時代背景や生活を蝋人形で展示したり、甲冑付け体験、食事などもできます。
みちのく伊達政宗歴史館の施設情報
施設名 | みちのく伊達政宗歴史館(みちのくだてまさむねれきしかん) |
所在地 | 宮城県宮城郡松島町松島普賢堂13-13 |
電話番号 | 022-354-4131 |
営業時間 | 午前9時~午後5時 |
みちのく伊達政宗歴史館の入場料金
<個人>
大人(高校生以上):1000円
小中学生:500円
未就学児:無料
<団体>(20名以上)
大人(高校生以上):800円
小中学生:400円
※障害者手帳・療育手帳をお持ちの方は割引あり
※トリックアート館との共通券あり
※施設情報、金額は全て2018年6月現在です
蝋人形はもちろん、セットも造りこんでいます。
パッと見、本物の人に見えちゃいます。
合戦の迫力が伝わる人形の完成度の高さです。やはりこの当時の日本人はいくらか小柄ですね。
ちなみに2019年2月現在、館内には「伊達カフェ」という喫茶店があります。
伊達政宗の兜を形どったユニークなパフェなどが人気あるようです。
(※上記画像はみちのく伊達政宗歴史館から抜粋)
鮮やかなガラスアートが展示されてる藤田喬平ガラス美術館
松島の見どころは海岸の周遊がメインだと思いますが、実に多くの寺院や博物館があります。
こちらは「藤田喬平ガラス美術館」です。
ガラス工芸家の藤田喬平氏が情熱を注ぎこんだオブジェや茶道具などを展示しています。
他にもティールームで庭園を眺めながらお茶を飲んで優雅にくつろいだりミュージアムショップで買い物を楽しんだりできます。
藤田喬平ガラス美術館の施設情報
施設名 | 藤田喬平ガラス美術館(ふじたきょうへいがらすびじゅつかん) |
所在地 | 宮城県宮城郡松島町高城字浜1-4 |
電話番号 | 022-353-3322 |
営業時間 | 午前9時30分~午後5時(時期により閉門時間は異なります) |
藤田喬平ガラス美術館の入場料金
<個人>
一般・大学生:1200円
小・中・高生:700円
未就学児:無料
団体割引:20名以上は割引あり
※施設情報、金額は全て2018年6月現在です
「美術館」というものの、なんとこちらの館内は撮影OKでした!
色鮮やかなガラス細工の美術品や飾筥(かざりばこ)、茶道具などが展示されています。
どことなくナウシカで見たことあるような…、すみません。
また敷地内を奥に進むと水上庭園があります。非常に美しい光景ですね!
これはガラスのチャペルで中には藤田氏が制作したステンドグラスが飾られています。
そして美術館を出て、午後1時半に遅めの昼食。松島は牡蠣が有名なのでカキフライ定食を食べました。
松尾芭蕉も訪れ詠った松島湾の島々
そしていよいよ松島湾の島めぐりをするために観光船に乗ります!
松島には多くの島々があり、平安時代から歌に詠まれたり絵画に描かれてました。
やがて周りには寺院が建ち、徐々に訪れる人も多くなり発展してきました。
松尾芭蕉が「奥の細道」で松島や ああ松島や 松島やと詠んだ絶景がここにあります。
松島島めぐりの施設情報
施設名 | 松島島巡り観光船(まつしましまめぐりかんこうせん) |
所在地 | 宮城県宮城郡松島町松島町内85 |
電話番号 | 022-354-2233 |
※料金、コース、時間帯などの詳細は松島島巡り観光船公式サイトでご確認ください。
窓が大きく、非常に解放感と清潔感のある船内です。
私は塩釜港を目指すコースの船に乗りました。
船に乗って遊覧なんてそれだけでなんか贅沢な気分になっちゃいますがそれこそ旅行の醍醐味ですね!
天気も本当によく、午前中に仙台駅にいた時ほどの寒さを忘れていました。それにしても船の旅は爽快です!
松島の海は非常に心地よい時間を与えてくれました。
塩釜の志波彦神で社参拝後、仙台に戻りホテルへ
本塩釜に到着したので船を降りました。
少し歩くと…。
巨大な鳥居が見えてきました。
この日は最後にこちらの志波彦神社でお参りすることにしました。
その後仙石線に乗り、約30分で仙台に戻り、そのまま市内のホテルで休みました。
この日は何カ所も廻ってあちこち歩いた印象がありましたが、実際はほとんど松島海岸周辺だったのですね。
それだけ多くの分野の観光ができる充実した観光地だったと思います。
次回は仙台市中心の観光スポットをご紹介させていただきます。
今回は2010年1月の宮城旅行の二日目、仙台市内の観光スポットを中心にお伝えさせていただきます。 旧石器時代の貴重な生活跡の残る地底の森ミュージアム 今回の最初の目的地である「地底の森ミュージアム」は最寄りの駅は長町南駅ですが、どうやら[…]