今回は2016年4月の富山旅行の二日目をご紹介させていただきます。
この二日目は非常に多くの場所をまわったので午前と午後の2回に記事を分け、今回の「富山県2」では午前中の観光をお伝えいたします。
高岡はドラえもんの生みの親である藤子・F・不二雄先生の生地
富山旅行の二日目は前日とは異なり非常にいいお天気でした。まさに旅行日和です。
まずは富山駅から20分ほどの距離にある高岡駅に到着。
ここでは観光場所が点在してる為、思い切ってレンタルサイクルを利用することにしました。
高岡駅の北口広場には「大伴家持と少女像」が立っています。
高岡は商工業の町として発展し高岡銅器、高岡漆器など銅像の制作でも有名です。
そしてウイング・ウイング高岡広場には国民的人気漫画・ドラえもんのキャラクターの銅像が!
高岡市はあのドラえもんの生みの親、藤子・F・不二雄先生の生地でもあります。
ポストまでドラえもんでした。
高岡城跡地のある高岡古城公園へ
最初の目的地は高岡駅から通常の徒歩では15分の距離でしたが、自転車なので周りの景色を楽しみながらゆっくり向かうことにしました。
向かう途中の道はいくらかまだ桜が残ってましたが公園の方では桜が散り始めていました。
そしてついに高岡古城公園に着きました。ちなみに手前にあるのがレンタルした自転車です。
高岡古城公園とは
高岡城は初代加賀藩主・前田利長の築き隠居した城であり、大阪夏の陣以降は廃城となりました。
天守や櫓などは利長が入城して3年経っても建てられなかったとみられているようです。
明治以降にこの城の跡地を公園として指定、その後開放されました。
春にはソメイヨシノを中心とした18種類1800本の桜が咲き誇り、日本さくら名所100選にも選ばれるお花見シーズンの人気観光スポットです。
※上記地図は高岡古城公園公式サイトから抜粋
高岡古城公園の施設情報
施設名 | 高岡古城公園(たかおかこじょうこうえん) |
所在地 | 富山県高岡市古城1-1-9 |
電話番号 | 0766-20-1563 |
営業時間 | 24時間営業 |
高岡古城公園の入場料金
無料(公園内の博物館・動物園なども無料)
※施設情報、金額は全て2018年8月現在です
まずは公園の東側から進んで行きたいと思います。
この蒸気機関車は昭和16年に造られ約30年間、多治見や七尾などの運行に利用されてました。
飛翔のカリヨン名づけられた彫刻作品です。奇抜なようでスタイリッシュなデザインです。
その後は北の方へ進み本丸エリアを目指しました。
本丸と小竹藪をつなぐ朝陽橋です。
この辺りも残念ながら桜は散ってしまってましたが、もう少し早くくれば桜の名所として有名だけあって一面広がる桜が見れてかなり綺麗だったでしょうね。
高岡古城公園のメインといっていい本丸広場に着きました。残念ながら本丸とわかる遺跡は現存していません。
ただ古城公園内にはこの本丸広場を中心に30以上もの彫刻や碑が展示されています。
野外にいながら美術館を周るような気分になれます。
斎藤素巌氏作「行路」です。人が助け合って前進していく感じに見えますね。
こちらは高岡城を築いた初代加賀藩主・前田利長公の像です。
本丸エリアを一周して戻る途中で中の島エリアにある朝陽の滝に向かいました。
この滝は一時期断水状態になりましたが、昭和52年に濠の循環を兼ねた滝として復元されました。
広い公園内の場所によってはまだ桜が綺麗に咲き誇ってました。
高岡古代城公園は豊かな自然と数々の彫刻に魅了されながら散策できる場所でした。
博物館や動物園も行ってみたかったのですが、時間の都合で次の目的地へと向かいます。
高岡職人の技術の結晶である高岡大仏
高岡古城公園を出て少し南下して高岡大仏に向かいます。
高岡大仏とは
高岡大仏は1221年に源義勝によって建立されました。
その後、何度か焼失を繰り返し、火に強い大仏の再建を望む声が高まり、高岡銅器職人の協力の元、現在の大仏が完成しました。
それからは光景が取り付けられたり、位置が後退したりして補修されてます。
高岡大仏は高岡職人の技術の結晶で高岡市の象徴的な存在になっており、奈良の大仏、鎌倉大仏と並び日本三大大仏を自称しています。
⇒高岡大佛
高岡大仏の施設情報
施設名 | 鳳徳山大仏寺(ほうとくさんだいぶつじ) |
所在地 | 富山県高岡市大手町11-29 |
電話番号 | 0766-23-9156 |
営業時間 | 午前6寺~午後6時(大仏台座下回廊) |
高岡大仏の入場料金
無料
こちらが長い歴史で焼失を何度か繰り返されて復元された総高約16メートルの巨大な青銅製の阿弥陀如来坐像、高岡大仏です。
奈良の大仏は座高だけで約15メールありますが、高岡大仏はそのほぼ1/2サイズで制作されています。
また高岡大仏の台座下からは回廊に入ることができ、阿弥陀三尊と諸仏が安置され、高岡の御神木と崇められた「七本杉」の伐採木をキャンバスに用いた仏画が展示されています。
高岡市周辺をサイクリング
高岡城を出て、しばらく高岡市周辺をサイクリングしました。
大仏から北西に向かった金屋町には情緒ある古い町並みを観ることができます。
富山県唯一の国宝指定の瑞龍寺
これまでは高岡駅から北側方面の観光でした。
続いて南側に向かうのですが、どういうわけか私は南側に行く前に自転車を返してしまいました!!
そして徒歩で瑞龍寺へ向かうことになったのです。
瑞龍寺までは徒歩でしか移動手段がなく、自転車を返したことを激しく後悔しました。とにかく長い距離です。
駅から約15分歩いて、ようやく瑞龍寺に着きました。
瑞龍寺とは
瑞龍寺は富山県随唯一の国宝指定の寺院です。
加賀藩主の前田利長が1954年金沢に創建した法円寺が瑞龍寺の前身であり、その後利長は隠居し金沢から富山に移転し、富山城の炎上から高岡に移り高岡城を築きました。
法円寺も1613年に高岡に移され、翌年の1614年に前田利長没後、後をついだ前田利常が瑞龍院と改め、後に瑞龍寺となりました。
⇒瑞龍寺
瑞龍寺の施設情報
施設名 | 高岡山瑞龍寺(たかおかさんずいりゅうじ) |
所在地 | 富山県高岡市関本町35 |
電話番号 | 0766-22-0179 |
営業時間 | 午前9時30~午後4時30分 |
瑞龍寺の入場料金
<個人>
大人:500円
中高生:200円
小学生:100円
<団体>(30名以上)
大人:400円
中高生:150円
小学生:70円
※施設情報、金額は全て2018年8月現在です
正面にある総門は年季の入った堂々とした佇まいです。
総門を通り中に進むとさらに巨大な門が!二階に「影向閣」と書かれた山門があります。
門の高さに加えて二体の仁王像からどっしりとした威圧感が伝わってきます。
そして山門を通ると仏殿があります。山上善右衛門嘉広の最も精魂を注いだ力作といわれる貴重な建築方式を採用しています。
こちらは前田利長が本能寺の変後、織田信長公父子の分骨を迎えてその霊を慰めたといわれている前田利長公・織田信長公御分骨廟です。
大伽藍をとり囲む左右対称の回廊によってお堂が繋がっています。
地蔵尊は仏像のようでありお地蔵様のようにも見えます。
瑞龍寺の敷地は非常に広大で神秘的な空間で中の回廊を進めば多くの展示物も見れ、非常に見応えのある場所でした。
瑞龍寺を後にし、続いて向かったのは前田利長墓所(前田公園)。
高岡駅から南下し、西に進むと瑞龍寺があり、この前田利長墓所は真逆の東に進むとあります。
私は瑞龍寺を出た後、ほぼまっすぐ東に向かったのですが20分くらいは歩いたと思います。(苦笑)
ここは前田利長の33回忌にあたる1646年に造営された墓所です。
公園といっても墓所なので静けさのある聖域に感じます。
中央奥に立つのが前田利長の墓碑です。
高岡駅から瑞龍寺、その後この前田利長墓所を訪れてまた富山駅に戻ったのですが、午前中だけでもとにかく歩きました。
本当に自転車さえ返してなければ…、と何度思ったことでしょう。
まあこうした失敗した経験も旅行の思い出の一つでむしろ強く印象に残ってます。
それに時間のロスがあったは事実ですがなんとこの時点ではまだ午前中でした。
とりあえず富山駅に戻って駅の近くの富山ラーメンを食べることにしたのですが、真っ黒なスープというのが初めてで醤油とコショーのコクのある味付けが大変私好みでしたが水を飲みまくりました(苦笑)。
次回の「富山県3」では富山旅行二日目の午後の観光スポットをご案内させていただきます。
今回は2016年4月富山旅行の2日目の午後の観光内容をご紹介させていただきます。 午前中、高岡市を観光してから富山駅に戻って昼飯に富山ラーメンを食べました。 そして午後は富山市内から旅行を再開したいと思います。 復元された富山城へ[…]
今回は2016年4月に行った富山旅行の一日目の観光内容をご紹介させていただきます。 北陸地方は昔、新潟に出張で少し行ったことがある程度で、もちろんその時は観光どころではなかったので、プライベートな旅行として初の北陸観光になります。 […]