今回は東京都の旧古河庭園で主に5月に開催される限定イベントをご紹介させていただきます。
春限定のイベント・色鮮やかなバラの数々に魅了される「春のバラフェスティバル」
昨年、2018年のゴールデンウィーク最終日はどこか出かけたいとは思ってましたが、帰宅ラッシュによる交通渋滞を避ける為、遠出はせず都内を軽くドライブしながら東京都北区にある旧古河庭園に行って来ました。
2018年は5月5日から5月31日まで「春のバラフェスティバル」を開催しており、約100種類200株ものバラを見学することができる春限定のイベントです。
それに伴い「春バラの人気投票」や「春バラの音楽会」などのイベントも用意されていました。
なお2019年の今年も、元号が「令和」となる記念すべき初日の5月1日(水)から6月2日(日)までの約一ヶ月間も春のバラフェスティバルの開催が予定されています。
旧古河庭園とは
旧古河庭園は東京都北区にある国指定文化財(名勝)指定されてる都立庭園です。
1919年に古河財閥の古河寅之助男爵の邸宅として建てられ、現在は日本庭園と西洋庭園とが融合した施設として整えられました。
武蔵野台地の斜面を利用した造りになっており、台地上に洋館を、斜面に洋風庭園を、斜面下の低地に日本庭園が配置され、東京のバラの名所としても知られています。
春限定のイベント・色鮮やかなバラの数々に魅了される「春のバラフェスティバル」
施設名 | 旧古河庭園(きゅうふるかわていえん) |
所在地 | 東京都北区西ヶ原1-27-39 |
電話番号 | 03-3940-1566 |
営業時間 | 午前9時~午後5時 ※季節により時間を変更する場合もございます。 |
旧古河庭園の入場料金
<個人>
一般:150円
65歳以上:70円
小学生以下及び都内在住、在学の中学生:無料
<団体>(20名以上)
一般:120円
65歳以上:50円
身体障害者手帳、愛の手帳、精神障害者保健福祉手帳または療育手帳持参の方と付添の方:無料
※無料入園日 みどりの日(5月4日)、都民の日(10月1日)
※金額は全て2019年4月現在です
旧古河庭園に訪れたのは2018年の5月6日でしたがその二日前の4日が無料だったのですね…!
まぁその日はゴールデンウィークの真っ只中で無料なら混雑は必至だったので仕方ありません。
それでは庭園内をご覧ください。
正門から入るとすぐに視界の様相がガラリと変わり、ここが東京都内だということを忘れそうになりました。
近くの広場では「春のバラフェスティバル」期間中のイベント「春バラの音楽会」というライブが催されてました。
バラそのものを祝福するかのようなユニークな神輿が担がれていました。
こちらはジョサイア・コンドルが設計した洋館・大谷美術館です。
洋館の見学は事前に往復はがきによる申し込みが必要です。
他にも奥の半分は日本庭園があり、同じ敷地内でまた違ったテーマの観光を楽しむことができます。
春のバラフェスティバルのバラをご紹介します
少し進んで洋館の裏側に行くとバラ園のある西洋庭園ゾーンに行くと様々な色彩が視界に入ってきました。
春のバラのフェスティバルでは実に多くのバラが辺り一面に咲き乱れてます。
この鮮やかな黄色のバラは「マイダス・タッチ」で触れたものを全てお金に変えたというギリシャ神話のマイダス王の名に由来しています。
このようにバラの種類は多いですがそれぞれ名前や由来があります。
男女、年齢層問わず、バラ園の歩道は多くの人で埋め尽くされてました。
左右対称の幾何学的な構造がバラの美しさをより際立たせています。
同じバラといっても実際にはこんなに多くの色や形状があったのですね。
このバラは1966年にイギリスから皇后美智子に献呈されたプリンセス・ミチコです。
この蛍光がかったローズピンクのバラは「マリア・カラス」です。
こちらは丹頂です。白い花弁の先に紅がさす姿が鶴の「丹頂」を思わせるところから名づけられました。
薄い紫のどことなく気品あふれるこのバラは「クイーン・エリザベス」です。
こちらは「朱王」です。名の通り威厳がり目に焼き付く朱色ですね。
「ヨハネ・パウロ二世」はまさに純白でした。
色鮮やかなバラもいいですが、私はこの一点の穢れもない洗練された美しい白いバラが一番印象に残ってます。なんかデコレーションケーキホイップにも見えちゃいます…。
そして最後は庭園の中央にひときわ目立ってた「カクテル」です。
どこか大人びたワインレッドが高級感を醸し出してます。
旧古河庭園の春のバラフェスティバルの感想
旧古河庭園のバラ園では多くの方がスマホやデジカメで写真を撮ってました。
春のバラフェスティバルは西洋風の庭園内で色鮮やかなバラの数々を観ながら歩くのは心がリラックスでき、連休最後の観光場所にふさわしい場所となりました。
バラの花期は主に5月から6月と10月下旬から11月になります。
時期は限られてますが、一味違った景色を見て癒されたいと思ったら機会を作って足を運んでみてはいかがでしょうか。
…ただ多くの花が密集してる場所のせいか、蜂が何匹か飛んでいたので撮影に夢中になりすぎずに注意しましょう。