今回は2011年9月に行った長野旅行の観光の様子をご紹介させていただきます。
長野では非常に多くの場所を観光できたので、記事は数回にわけさせていただき、今回の「長野県1」では一日目の午前中に観光した上田と松代周辺の観光スポットをご紹介いたします。
長野旅行の始めは真田家縁の地である上田へ
東京駅から新幹線で約1時間40分かけて上田まで向かいました。
そして上田に到着。
長野県上田市はアニメ映画「サマーウォーズ」の舞台となった聖地です。
そして上田駅の外に出ました。
この日は非常に天気も良く、爽やかな印象のある駅周辺でした。
こちらはかつて上田城で徳川軍を迎え撃った戦国武将、真田幸村の銅像です。
最初の目的地は上田に着いたら誰もが必ず向かう場所になります。
上田城本丸跡のある上田城跡公園にやってきました。
上田城とは
上田城は長野県上田市にあったお城で真田幸村の父、真田昌幸によって築城されました。
臣従する相手を次々と変えた真田昌幸は後に徳川家康とも対立し、二度にわたる上田合戦で攻めよせた徳川軍を撃退しました。
明治以降は破却や移築などが行われて城内は石垣と櫓が1棟残り、昭和になってから本丸の櫓2棟が元の位置に復元され、平成には櫓門や堀なども復元されました。
現在は旧二の丸内が上田城跡公園として毎年多くの観光客が訪れる上田市の代表的な観光名所となっています。
上田城跡公園の施設情報
施設名 | 上田城跡公園(うえだじょうせきこうえん) |
所在地 |
|
電話番号 | 0268-71-6074 |
営業時間 | – |
上田城跡公園の入場料金
無料
※施設情報、金額は全て2019年9月現在です
関ヶ原の合戦後、破却された上田城は時代をかけて再建、移築などを行いました。
まずは東虎口櫓門から中に入ります。
この東虎口櫓門も復元されたのが1994年だったので、訪れたの2011年のたった17年前だったのです。
門を入ってまっすぐ進むと歴代上田藩主を祀っている真田神社があります。
真田家の家紋である六文銭が装飾された兜です。
こちらの西櫓は江戸時代から現存している唯一の建物です。
そして本丸跡の周辺を散歩しました。
こちらの土塁の「隅おとし」は上田城の特徴の一つです。
北東の方位が鬼門とされており、本丸の土塁は東北の角を切り込み「鬼門よけ」とされてました。
高台から見下ろした上田市の景色も素晴らしかったです。
松代藩の城下町・松代へ
上田城跡を後にし、再び電車に乗ります。
そして松代駅で下車しました。
近辺は観光場所が多いのでレンタルサイクルを利用(100円!)することにしました。
※なんと私が訪れた2011年の翌年、2012年4月に長野電鉄屋代線の廃止に伴い、この松代駅も現在は廃駅となってました!
現在は「旧松代駅」として駅舎はそのまま残され、観光案内所やバスの待合所として利用されています。
当時はそうなることを当然知らず、普通に駅から近い距離にあった松代城跡に向かいました。
松代駅が利用できなくなったので、これから訪れる方は長野駅からのバスを利用する必要があります。
松代城とは
松代城は長野県松代市にあったお城でかつては海津城と呼ばれてました。
正確な築城時期は不明とされ、武田信玄が足軽大将の山本勘助に命じて築城したといわれています。
海津城は上杉家との最前線に位置し、上杉氏が川中島へ進行すると武田軍は籠城して待ち構え、決戦に備えていました。
海津城は待城(まつしろ)や松城へと改名され、1711年に幕命により松代城と改められました。
後に火災や地震などにより焼失、倒壊し、現在は海津城址公園として整備され、太鼓門、堀、石垣などごく一部が復元されています。
松代城跡の施設情報
施設名 | 松代城跡(まつしろじょうせき) |
所在地 | 長野県長野市松代町松代殿町松代 44 |
電話番号 | 026-278-2801 |
営業時間 | 午前9時00分~午後5時 |
松代城跡の入場料金
無料
※施設情報、金額は全て2019年9月現在です
この日は偶然にも上田城跡に続いて二度目のお城の跡地めぐりとなりました。
上田城に比べると石垣や堀などごく一部のものしか残されておらず、少し寂しい印象でした。
もちろん、辺りに見渡せる景色は素晴らしいです。
それでも松代城付近では博物館の他、多くの旧邸宅が立ち並んでてまだまだ観光スポットがあります。
こちらは真田宝物館です。
真田家12代当主の真田幸治が文化財を松代に寄贈し1969年に開館しました。
武具、刀剣、絵画、古文書など真田家に携わる収蔵品が見られます。
続いて松代藩文武学校に入りました。
※2019年4月1日から2020年度中まで保存整備工事の為全面閉館です。
こちらの文武学校は松代藩の子弟に学問と武道を学ばせる場所として開校されました。
学校だけあって中は広い和室が続いてます。
他にははやり道場と思われる部屋もありました。
そしてこちらは松代藩9代藩主である真田幸教が隠居した時の住居となった真田邸です。
中は新御殿を中心に複数の土蔵と広い庭園があります。
こちらは屋敷内はもちろん立派なのですが…。
やはり池山回遊式の日本庭園が最大のみどころです!
松代は本当に観光場所がたくさんありますが、残念ながら時間的にすべては廻れないので、最後に決めてた松代象山地下壕で松代の旅を締めようと思いました。
ちょっと離れた場所にありますがそれでも真田邸のあたりからでも自転車で10分くらいの距離です。
松代象山地下壕(松代大本営跡)とは
松代大元営跡は太平洋戦争末期に長野県長野市松代地区に掘られた地下坑道跡です。
この坑道は象山、舞鶴山、皆神山と三箇所あり、長さは10キロメートルにも及びます。
このうち象山地下壕だけが無料で一般公開されています。
松代象山地下壕の施設情報
施設名 | 松代象山地下壕(まつしろぞうさんちかごう) |
所在地 | 長野県長野市松代町479-11 |
電話番号 | 026-224-8316 |
営業時間 | 午前9時00分~午後4時 |
松代象山地下壕の入場料金
無料
※施設情報、金額は全て2019年9月現在です
松代象山地下壕へ辿り着きました。
観光場所というほど賑やかな印象はなく、入り口がポツンとありました。
なおここではヘルメットを貸し出してくれます。
それでも坑道の建設に1億とも2億ともいうお金を費やしていることが驚きです。
それだけ中も頑丈に補強などがされています。
10㎞といっても全て進めるわけではありません。
場所によっては閉鎖して進めない箇所もございます。
暑い時期でしたがやはり坑道内はいくらかひんやりとしていました。
どうも私は旅行で鍾乳洞や坑道など暗い通路を歩きたい傾向にあるようです(苦笑)。
ちょうっとした探検気分を味わえるところが好きでして。。
ここまでが長野旅行の一日目の午前中の観光になります。
レンタルサイクルを利用したおかげで松代周辺は移動の短縮化ができたの分、多く見学することができました。
ただ今でも記憶にある松代駅がなくなってたのは少し残念に思います。
一日目の午後や二日目の観光につきましては「長野県2」以降でお伝えさせていただきます。
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