2011年9月の長野県の旅行体験談は今回の「長野県4」で終了となります。
二日目の午後、長野最後の観光場所は安曇野市です。
穂高駅で自転車を借りて安曇野市をサイクリング
午後の旅は穂高駅からスタートです。ここではレンタルサイクルを利用することにしました!
最初に向かった穂高神社は自転車なら穂高駅から2、3分で着ける距離です。
穂高神社とは
穂高神社は長野県安曇野市穂高にある神社です。
穂高見命(ほたかのみこと)を御祭神と仰ぐこの神社の健創は不詳とされ、定着した安曇氏によって当郡が建郡され、その安曇氏によって祖神が祀られたのが創祀とされています。
北アルプスの山々を背後にするこの神社は安曇野市の金運・商売運の他、様々なご利益があるパワースポットとされています。
⇒穂高神社
穂高神社の施設情報
施設名 | 穂高神社(ほたかじんじゃ) |
所在地 | 長野県安曇野市穂高6079 |
電話番号 | 0263-82-2003 |
営業時間 | 午前9時00分~午後5時 |
穂高神社の入場料金
無料
※施設情報、金額は全て2019年11月現在です
鳥居を通るとすぐ目の前に神楽殿が見えます。
その横には「孝養杉」という樹齢500年を超えるという巨大な御神木が立っています。
そして奥にある横に広い拝殿でしっかりと参拝を済ませました。
パワースポットといわれるだけあって境内は厳かで神秘的な雰囲気がしました。
なお有料にはなりますが、御船会館という資料館も近くにありますので興味があればお立ち寄りください。
吉祥山東光寺の巨大な下駄と本陣等々力庭園
穂高神社を出て自転車で東に7、8分ほど進むと門が見えてきました。
さらにその手前には巨大な赤い下駄が!
こちらは吉祥山東光寺の「吉祥仁王様の下駄」で大下駄を履くと願いが叶うと言われています。
この時は周りに観光客が見当たらなかったので履いていいのかわかりませんでした…。(実際は履いても大丈夫です。)
それにしてもインパクト抜群ですね…。
そして東光寺からすぐ近くにある等々力家の中に入りました。
本陣等々力庭園とは
等々力家は長野県安曇野市穂高等々力にある歴史的建造物です。
こちらは江戸時代の松本藩主の本陣として使用されていた施設となり、安曇野市有形文化財(旧・穂高町文化財)に指定されています。
等々力氏(とどりきし)は飛鳥時代の斉明天皇2年(656年)から安土桃山時代まで仁科氏の被官でした。
その後武田信玄がこの地方を支配するようになった頃から等々力氏は仁科盛信に随身し、穂高地方を領する形になりました。
敷地は長屋門があり本屋の奥に殿様座敷等四部屋という構成で座全体の格式が高く、併設する等々力庭園など風情を感じさせてくれます。
本陣等々力庭園の施設情報
施設名 | 等々力家(とどりきけ) |
所在地 | 長野県安曇野市穂高等々力2945 |
電話番号 | 0263-82-2889 |
営業時間 | 4月~11月の午前9時00分~午後4時 |
本陣等々力庭園の入場料金
<個人>
大人:300円
高校生:200円
中学生:100円
※施設情報、金額は全て2019年11月現在です
屋敷の構成に定評があるだけに非常に立派な建物という印象でした。
家財も豪華なのがわかります。
庭園も非常に心が癒やされます。
等々力庭園は江戸時代中期、明和(1764年)、安永(1772)年前後のもので歴史を感じさせてくれる見事な造りでした。
長野旅行の最後の観光場所は広大な大王わさび農場
そして次の目的地が長野旅行の最後の観光場所になります。
長野の名産といって思いつくのが信州そば、そして安曇野産のわさびです!
私は長野にはわさびを栽培している農場があると知って安曇野に来たのです。
そこに行くには等々力家からだと徒歩20分の距離ですが、自転車を借りてたので快適です!
やがて、のどかな田園風景が目に入ってきました。
この辺りは本当に気持ちよかったです!
天気も非常によく、最高のサイクリング日和だったのを今でも覚えてます。
川を渡ってからは目的地はすごそこです。
長野旅行の最後の観光地、大王わさび農場につきました!
先ほどの田園地帯にはまったく人が歩いていなかったですがここは多くの観光客で賑わってました。
大王わさび農場とは
大王わさび農場は長野県安曇野市にあるわさび農場で1917年に開場しました。
北アルプスからの湧水を利用した日本最大級のわさび農場です。
わさび田に引かれてる湧水は12万トン、水温は12度を年間通して維持しおり、わさびは直射日光に弱いため暖かい時期になると黒いシートで全体を覆います。
売店ではわさびソフトクリームやわさびコロッケなどが販売され、年間120万人も観光客が訪れる安曇野市随一の人気スポットです。
大王わさび農場の施設情報
施設名 | 大王わさび農場 |
所在地 | 長野県安曇野市穂高3640 |
電話番号 | 0263-82-2118 |
営業時間 | 【3月~10月】午前9時~午後5時20分 【11月~2月】午前9時~午後4時30分 |
大王わさび農場の入場料金
無料
※施設情報、金額は全て2019年11月現在です
中に入るとすぐあたり一面にわさびの水田が広がっています。
横から見た黒いシートの下です。
わさびは直射日光に弱く、年間平均12度という冷たい水が必要なので育てる為の環境づくりが非常にシビアです。
なお農場内にはこの水と同じ水をひいて足湯ならぬ足水を体験できる場所がありました。
汗もかいていたのでアルプスの山から引いた天然水は本当に冷たくて気持ちよく、透き通ってました。
近くで見ると非常に均整の取れた美しい植物に見えます。
これがあのツーンと鼻を刺激するわさびになるんですね。
なおわさび農場はわさびだけでなく売店、工場の他にも多くの見どころがあります。
こちらは大王わさび農場の守り神である「魏石鬼八面大王(ぎしきはちめんだいおう)」が祀られている大王神社です。
左右の大きなわらじが印象的でした。
わさび農場の奥には大王窟・開運洞があります。
大王が最後にたてこもったといわれる岩屋が再現されています。
この佇まいを見たからにはどうしても中に入りたくなっちゃいます。
中はそれほど広くはありません。
大王は村の皆を守る為、坂上田村麻呂率いる軍勢と戦って亡くなったといわれています。
体が大きかった為、大王の遺体は分けられ、農場の一画には胴体が埋められたと伝えられています。
※2019年9月にはこの「大王窟・開運洞」の中にスズメバチが巣を作っていた為、入場禁止となっていました。
こちらは蓼川です。ボートに乗って農場内を周遊することもできます。
この水車小屋付近は故・黒澤明監督の映画「夢」のロケ地になった場所です。
わさび農場だけでも見応えがあるのに、多くのスポットを見れて大王わさび農場は非常に充実し、長野の旅の最後を締めるにふさわしい場所となりました。
老若男女、どたなでも楽しめる観光場所だと思います。
しかもこれで入場が無料ですよ!!!(2019年9月現在)
絶対おすすめです!
そして毎度のことながら帰りが近づいてきて寂しい気分になります。
自転車を返して穂高駅から長野駅へ向かいました。
そして帰りたくない気持ちをのこしたまま東京方面の新幹線に乗りました…。
本当に長野の旅行は楽しかったのでまたいつか来ます!
…と、宣言通りまた行ってきました。
詳細は下記の感想で。。
長野旅行の感想
長野旅行へは2回、今回の2011年9月と今年の2019年の9月にも家族で再び行ってきました。
ちょうど8年経ってからの同じ時期でこの記事を書いた2ヶ月前です。
2回目は家族そろってだったのもあり、私が車を運転するので2011年のコースを思い出しながら計画を立てました。
普通は1回目とは違う、自分がまだ行ってない場所をチョイスするものですが、
やはり松本城、善光寺、安曇野は家族にも見せたくてもう一度行くことに躊躇いはありませんでした。
もちろん、長野県にはまだまだ素敵な観光場所はあると思います。
数ある日本国内の城の中でも松本城はとくにスケールの大きい城でした。
タイムリーなことに旅行から帰ってきてこの記事を書くまでにテレビ番組「アド街ック天国」で松本が紹介されてました。
つい最近訪れたばかりの場所だったので振り返りながら普段より集中して見てました。
松本城の壁を塗ることを専門として仕事してる人もいるのが驚きです。
あれだけのお城の管理にもかなりの労力が必要となってるわけですね。
とにかく何度も書きますが松本城の最上階までの道のりは険しいです。
係の人に誘導してもらい、高齢の父を支えながら急な階段を登った(強引に登らせた)のはいい思い出となりました。
誘導してくれた方や快く待ってくれた方々には本当に感謝してます。
そして今回ご紹介した大王わさび農場は本当におすすめできます!
わさびの命ともいえるあのクリアな水は東京に住んでたら見れません(苦笑)。
私は2011年は穂高駅から自転車、2019年は車で行きましたが、電車で穂高駅から降りた場合は自転車かタクシーを利用する方がいいかもしれません。
田園風景を見ながら歩くのもいいですが、徒歩だと片道30分以上かかります。
通常なら一日分の観光は1記事になるのですが、気づけば長野県は2回ずつに分け計4記事となりました。
それだけ長野県は魅力的な観光場所が多すぎてどれも一つ一つ細かく掘り下げて紹介したかった思いからです!
…次はいつでしょうか?
また行くと思います!
今回は2011年9月に行った長野旅行の観光の様子をご紹介させていただきます。 長野では非常に多くの場所を観光できたので、記事は数回にわけさせていただき、今回の「長野県1」では一日目の午前中に観光した上田と松代周辺の観光スポットをご紹介[…]
今回は2011年9月に行った長野旅行の一日目の午後の観光です。 まず昼食をすませ、電車で松代駅から須坂駅へと電車で向かいました。 ※「長野県1」の松代駅の説明に記載した通り、当時は屋代駅と須坂駅を結ぶ長野電鉄屋代[…]
今回は2011年9月の長野旅行の二日目になります。 一日目同様、二日目の観光紹介も二回に分け、今回の長野県3では二日目の午前中の観光をご紹介いたします。 この日の観光は長野駅から乗車することでスタートしました。 […]