今回は東京都内で庭園と動物園の両方の観光が楽しめる行橋公園をご紹介いたします。
なお写真は2020年10月末当時のもになります。
この年は新型コロナウィルスが全世界を襲っていました。（※2021年1月現在も継続中）
増加する感染者数がとどまらずやむなく休業せざるを得なかった旅行関連や飲食業の方々の為に政府は「GO TO トラベルキャンペーン」を実施し経済の回復を狙いましたが、一日の感染者数が群を抜いている東京に対しては対象外となっていました。
その後、この10月から東京への旅行、東京からの出発もキャンペーンの対象となりました。
私は旅行が好きですし、家族とも毎年夏に行ってた旅行もこの年は断念しキャンセルしました。
キャンペーンが東京も含まれたからといっても高齢な両親がいる我が家には関係のない話でした。
むしろその後、東京はどうなるか想像できず少なからず脅威に感じました。
そうは思いつつも高齢の父親が長期に渡って散歩をしないのも将来的に不安だったことや日頃世話をしている母のストレスも考慮し
せめて同じ都内の近場で少しも運動や気分転換をするつもりで日帰り観光に向かったのです。
残念なことにこの東京が対象に含まれるようになった10月の「GO TO トラベルキャンペーン」以降、
最多記録を更新するほど一日の感染者数が大幅に増加していく結果となってしまいました。
「自粛して感染者の増加を防ぐか」「少しでも経済を回すか」という狭間で誰もが困惑してるので明確な答えなどわかりません。
年が明けた2021年のお正月でも一向に感染者の増加は止まりません。
一日も早く終息し、制限なく自由に誰でも旅行を楽しめる日を待ちわびております。
ただ「観光地に罪はない」ので以降の記事はコロナの事は一時的に忘れて見て下さるようお願いいたします。
静と動の相対する施設が融合した行船公園
行船公園内は庭園のエリアと動物園のエリアに大きく分かれます。
行船公園とは
行船公園は東京都江戸川区北葛西にある公園です。
1933年当時の東京府会議員の田中源によって公園用地として東京市に寄付されました。
1959年に江戸川区に移管され1983年に無料で動物と触れ合える江戸川区自然動物園がオープンし、1989年に公園の北側を整備し池を伴った平成庭園がオープンしました。
長年周辺の住民を中心に多くの観光客に利用されています。
行船公園・江戸川平成庭園・源心庵について 「行船公園」（ぎょうせんこうえん）は明治〜昭和初期に東京府議長や衆議院議員を務…
【公式サイト】自然動物園は、江戸川区立行船公園内にある無料の動物園です。ワラビー・レッサーパンダ・フンボルトペンギン・オ…
行船公園の施設情報
| 施設名 | 行船公園（ぎょうせんこうえん） |
| 所在地 | 東京都江戸川区北葛西3-2-1 |
| 電話番号 | 03-3680-0777 |
| 営業時間 | 24時間営業（公園のみ） /平成庭園：午前8時～午後6時/自然動物園：午前10時～午後4時30分 ※すべて時期やコロナ対策期間中により異なります |
行船公園（江戸川平成庭園・自然動物園）の入場料金
無料
※施設情報、金額は全て2021年1月現在です
平成元年に誕生した季節ごとの草花を見れる江戸川平成庭園
公園の入り口付近は水草の池が広がります。
すぐ近くには釣り堀もあり、この日も3人ほど釣りを楽しんでいました。
そして中央の主池付近に進むと美しい庭園風景を望むことができます。
このえん堤の上側は潮入りの池となっています。
その奥には菖蒲田があります。
主池を周遊するように散歩しましたが目に入る景色の一つ一つが心を落ち着かせてくれました。
さらに奥へ行くと湧心池があります。
なおこの近くには出口があり、最初のつり池へと出られます。
一周をゆっくり散歩しても10分～15分ほどなのでご高齢の方でも気軽に景色を楽しむことができる池泉回遊式庭園です。
親子連れで賑わってた自然動物園
そして園内にはなんと…動物園もあります！
しかもこちらも無料です。
入口に近づくと動物だけでなく、子供のはしゃぐ声もよく聞こえてきました。
普通の動物園ほど広くはないですが、20種類以上の動物や魚類、鳥類を見学できます。
（今回ご紹介している動物たちは2020年10月時です。）
一番最初に出迎えてくれたのはペンギンの大群！
ピョコピョコ歩きまわるのがとてもかわいらしかったです。
そして「ふれあいコーナー」では文字通り動物と触れ合えることができます。
ここでは何度か本サイトでお伝えしている私の一番好きな動物である羊さんと遭遇！
寒い時期にも関わらずモコモコしてて見えるだけで心が温まります。
他にも山羊は眠たそうに見え…
ウサギは完全に眠ってました。
水性コーナーでは珍しい金魚や亀の他なまずなどを見ることができます。
なお中央の大きなプールにはアシカの一種であるオタリアが泳いでいました。
たまにバシャーン！と激しく大きくジャンプして顔を出しますが
とにかく泳ぎも含めて速すぎて写真がうまく撮れませんでした！！
こちらのコモンリスザルは見るからに穏やかな顔つきで実際物静かでした。
園内の猿は他にもブラウンケナガクモザル、ジェフロイクモザルなどもいましたがいずれも元気で激しく動き回ってました。
その名を聞いたことがあるけど実際見たことがないアリクイ。
長い舌を蟻の巣に差し込んで捕食しますがノッシノッシと動きはそれほど早くありません。
この体で蟻だけを食べてお腹がいっぱいになるのでしょうか？？
こちらはカンガルーの仲間であるベネットアカクビワラビー。
とにかく動きが軽快でした。
ちなみにテレビで何度かカンガルーのケンカを見たことありますが、気性は荒いのでしょうか。
最初のペンギンだけで満足してたのですが、直接見たこともない動物を多く見れたのは驚きでした。
一つ残念だったのはレッサーパンダを見ることができなかったことです。
家の中で寝てるのか、事情でいなかったのか定かではありません…。
10分くらい待ちましたがその姿を確認することはできませんでした。
行船公園（江戸川平成庭園/自然動物園）の感想
行船公園は都内で庭園と動物園が同じ敷地内にある観光地なので大人も子供も楽しめる観光地です。
動物園はさすがにライオンやゾウのような大きな動物はいなかったですが、ちょっとあまり見かけないような珍しい動物を多く見れたので大変満足できました。
美しい景色をゆっくりと散歩して心が落ち着ける江戸川平成庭園を「静」とするならば
子供のはしゃぐ声や動物の鳴き声で賑やかな自然動物園は「動」といえます。
その両極端な施設が融合し、老若男女問わず無料で楽しめる場所として非常におすすめできる観光地です！
